2010年11月4日木曜日

ブランド・リスニング(傾聴)事例の紹介 (3) 新製品開発とイノベーション その4

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<第40回>


Steve Rappaport The ARF Listening Playbook


リスニング・マーケティング:


Social Media時代の新しい消費者調査 の第33回目です。


「第2章 ケース・スタディ:リスニングの活用」の第6回目です。




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2.2.5 新商品導入の評価: クイック・サービスレストランの例




もしあなたがフランチャイズ制の組織で働いた経験があれば、フランチャイジー(加盟店)の要求、特にプロダクト・マーケティングと広告における要求がいかに強いかをご存じでしょう。



彼らはお店が繁盛するために、商品とコミュニケーションが十分に機能することを強く望んでいる。



フランチャイジーは、商品や、価格、広告に対して、定期的に反乱を起こす。



若い顧客層を拡大するために、人気のあるクイック・サービスのレストラン・チェーンは、メニューを多くし、新しい広告を開発することを決定した。それは新商品を提供し、おもしろいキャンペーンを導入するものであった。



フランチャンジーは、キャンペーンが新商品の認知を上げ、売上を上げるかどうかを知りたがった。



ブランド(企業側)は、さらに投資を続けるべきかどうかを知る必要があった。



そこでブランドは、フルサービスのリスニング・ベンダーであるUmbriaを使った。彼らは、新しい広告が流れた最初の3カ月の間、ブランドや新商品について議論しているブログのモニターを行った。



オンラインで語られることは、しばしばオフラインの会話や広告に影響を受ける。



Umbriaは、広告支出やメディアプラン、広告スケジュール、バズの関係を分析した。



新しい広告キャンペーンは、「ブログのブランドについての投稿数に、即効かつ持続的に影響を与え、ポジティブやネガティブなブランドについての投稿の割合を急激に増加させた。



ブロガーは、広告を評価し、新メニュー商品を的確に指摘し、キャンペーンにおけるユーモアに好意的に反応した」とUmbriaは結論づけた。



お店の売り上げは、広告がヒットしたすぐ後に増加した。



フランチャイジーは、キャンペーンの成果や新商品に満足した。この結果に基づいて、ブランドは、勢いを維持するために、全国メディアにさらに投資を行ったと、Umbriaは報告している。




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