2011年3月28日月曜日

都合により今週はお休みさせていただきます。ご了承下さい。

2011年3月21日月曜日

ブランド・リスニング(傾聴)事例の紹介 (9) ブランド再構築とリポジショニング ④

<第50回>




Steve Rappaport The ARF Listening Playbook
リスニング・マーケティング:Social Media時代の新しい消費者調査 の第42回目です。


「第2章 ケース・スタディ:リスニングの活用」の第16回目です。


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製品やサービスを会話の話題に合わせる:金融サービスの事例


もし現在あなたが、金融会社を経営しているならば、投資家や預金者、クレジットカード保有者あるいは政策に、どのように売り込むべきだろうか。

とりわけ制度への信頼が底をついた後に、人々はフォークロージャーによって家を失い、彼らの年金口座の価値が急落した。

悲惨な状況下にもかかわらず、人々や金融機関は、なおお互いに問題と取り組み、より強固な基盤を取り戻す必要がある。

ある代表的な金融サービス機関は、人々が議論している重要な話題を理解しようとした。それによって、タイムリーで適切な商品特徴やその新たな提供に対応し、ブランドの状況を改善することができると考えた。

リスニングのフルサービス・ベンダーであるCollective Intellectを使って、クレジットカード発行会社は、サービス商品やクレジットカード、それらの供給者、特に彼らのブランドや顧客について消費者の感情を理解しようとした。

会話の動機を特定するために65万以上の投稿の分析を行った。

Collective Intellect社のCEOのDon Springerは、結果を次のように要約している。消費者は、残高や期間の変化に関心がある時でさえ、クレジットカードを使う利点を考えている。

特にCollective Intellect社は、次のような指摘を行った。消費者は、クレジットカードの供給者を非難するよりも、責任ある支出や、負債の軽減、インセンティブや報酬について情報を共有し議論していた。

クレジット会社は、人々が非難以外に、次に何をすべきかについて、賢明で実用的な議論を行っていたことを発見した。

Collective Intellect社のレポートによると、これらのインサイトによって、新しい商品や提供する特徴や、否定的な感情を和らげ、消費者に最も関連するベネフィットについてのブランドへの親和性を増加するためのメッセージを考え出すためのクライアントの能力が強化された。

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*このブログは毎週月曜日中に更新されます。