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《第29回》
Steve Rappaport The ARF Listening Playbook
リスニング・マーケティング:
Social Media時代の新しい消費者調査 の第22回目です。
今回は、第3章 リスニング・ソリューション Listening Solutionsの
第3節 フル・サービス・リスニング・ベンダー その2です。
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3.フルサービス・リスニング・ベンダー
データ構造
データの構造化―トピックスや、サブ・トピックスの分類や開発、テーマの特定、
センチメント分析の方法の開発、テストや精緻化とそれらの繰り返しを含むーは、
プロジェクトの第3の典型的なステップである。
ベンダーは、プロジェクト目的の構造化の完全性や妥当性を確実にするために、
技術的知識や、ソーシャル・メディア、カテゴリーや課題への専門的知識などの
複合的知識を導入している。
会話の構造化の詳細については、119頁を参照。(6月24日の本ブログ参照)
フルサービス・ベンダーは、多くのプロジェクトにおいて、コンピュータによる分析を
人的分析で補完している。
というのは、ブランドが、1つや少数のポストに基づいてアクションを起こす可能性が
あるからである。
「zPhoneが好きだよ」といったようなコメントがどのような意味を持っているのだろうか。
単なる皮肉なのか、否定的センチメント、あるいは歓びの表現、
ポジティブ・センチメントだろうか。
コメントを理解しようとするブランドにとって、文脈や、その他の手掛かりによって、
コメントから特別な意味を見出すことは重要である。
コンピュータによるセンチメント分析は、トレンド分析には向いているけれども、
個人レベルにおける正確性については劣っている。
このような理由から、フルサービス・ベンダーには、
センチメント・アサインメントの正確性を改善するためのスタッフが存在している。
(コンピュータによるセンチメント・アサインメントの議論については121頁参照)
(7月8日の本ブログ参照)
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