2010年7月22日木曜日

リスニング・ソリューション: フル・サービス・リスニング・ベンダー①

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《第28回》

Steve Rappaport The ARF Listening Playbook

リスニング・マーケティング:

Social Media時代の新しい消費者調査 の第21回目です。

今回は、第3章 リスニング・ソリューション Listening Solutionsの

第3節 フル・サービス・リスニング・ベンダー その1です。


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3.フルサービス・リスニング・ベンダー



フルサービスのベンダーは、テキスト分析のベンダーと同じ機能を提供するだけでなく、

付加価値サービスをも提供している。

ここでは、ブランド・マーケティングや広告、PRのプロジェクトに専門化したものに関心がある。



3-1.リスニング・ベンダー: ソリューション・キー


コンサルティングやサービスの提供は、リスニング・プロジェクト・マネジメントや、

データ品質、分析、レポーティング、戦略、時にはエージェンシー・サービスに焦点を当てている。

ブランド・リスニング・プラットフォームの主なベンダーには、

Nielsen Online, TNS Cymfony, Converseon, MotiveQuest, JD Power Web Intelligence,

Harris Interactive、Collective Intellectなどが含まれる。


1)プロジェクト・マネジメント


プラットフォーム・ベンダーは、広範囲のサービスを提供している。

例えば、①ニーズの評価、②プロジェクト範囲の設定、③リソースの配分、

④作業のスケジュール設定、⑤システムの運用、⑥モニタリングの進行、

⑦ソリューションの展開などである。


フルサービス・ベンダーは、多くのプロジェクトの実施の経験から、

またプロジェクトの成功に寄与する技術的、分析的なリソースを持つことによって、

付加価値を提供している。



2)体系的なプロジェクトの方法


リスニング・プラットフォームのベンダーは、多くの場合、

プロジェクト実施のアプローチの方法を標準化している。


ニールセン・オンラインは、本質を適切についた1つのモデルを提供している。


①収集と摘出


プロジェクトは、ソーシャル・メディア情報を収集するという広範囲な仕事から始まる。

それらには、内部データのような「ブランド・バックヤード」ソースの情報や、

ブログやフォーラムといった企業がコントロール可能なソースの情報、

掲示板やソーシャル・ネットワーク、ツイッターといった「消費者バックヤード」ソース

の情報が含まれる。


プラットフォーム・ベンダーは、正しいソースが採用され、検索が正しい情報を

摘出することを確実にするために、処理プロセスと熟練者を適正配置している。



②クリーニングとデータの品質


データの品質が、リスニング・プロジェクトが成功するか失敗するかどうかの

最も重要な理由と言えるだろう。


データの品質なしでは、「信号対雑音比」は、非常に低いので、

プロジェクトが信頼分析のために必要な情報を抽出することができない。


このコントロールのステップが、処理する前に、データをチェックし、

雑音を取り除き、クリーンにすることを保証するものである。



プラットフォーム・ベンダーは、リスニング・プロジェクトのための技術やインフラを提供する。

それらは、クライアントがもつ複雑さを軽減したり、ソフトウエア実行の費用の節約に役立つものである。


経験やプロジェクトの歴史に基づいて、ベンダーは、簡略法や、トレードの知識、

「ビジネスのコツ」を発展させてきた。それらをリスニング・プロジェクトの効率性や

正確性、適時性を向上させるユーティリティや、特別のプログラムのライブラリー

を構築のために使っている。



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