2010年8月19日木曜日

リスニング・ソリューション: フル・サービス・リスニング・ベンダー③

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《第30回》

Steve Rappaport The ARF Listening Playbook

リスニング・マーケティング:

Social Media時代の新しい消費者調査 の第23回目です。

今回は、第3章 リスニング・ソリューション Listening Solutionsの

第3節 フル・サービス・リスニング・ベンダー その3です。


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3.フルサービス・リスニング・ベンダー


分析




ソーシャル・メディアや、業界知識、リスニングの専門知識を活用することによって、
フルサービス・ベンダーは、インサイトを得るためのユニークな分析レポートのタイプを
提供している。



センチメントの通常の分析は、話題に対するポジとネガ、そして中立の量を見るものである。



ブランド選好のトレンド変化を把握することは、異なったマーケティング要素や、
さまざまな顧客グループの考えの影響を分析するためには非常に有用である。



ハリス・インターラクティブのテキスト分析は、センチメントとボリュームという2つの要因が、
「ヒートマップ」という可視化によって、戦略的インサイトやガイダンスのためにどのように
使われるかを示している。

可視化は、データと経験によって考えだされたクライアントに結果を伝える方法である。



図48.ハリス・インターラクティブ・ヒートマップ:
センチメトとボリュームの3X3マトリクス(機会と脅威)



上のヒートマップ図は、センチメント(低、中、高)とボリューム(低、中、高)の3X3の
マトリクスで表されている。

それぞれのセルによって、ブランドが努力を維持する点や、問題を修正する点、
人々はポジティブな感情を表明しているけれども、あまり知られていない点、
一層のボリュームとポジティブなセンチメントが必要な点が明らかになる。



このようなタイプの分析は、話題や時間の比較を標準化する統一的なレポーティングの
フレームワークを提供したり、トレンドの出現を察知することを助けたり、
過去と現在を対比させたりすることによって、ブランドにいくつかの方法で、
ベネフィットをもたらすものである。



ハリス・インターラクティブのヒートマップは、フルサービス・ベンダーのユニークな視点や
経験から開発された数多くの貴重な分析や可視化の1つにすぎない。



事実、それらの多くはまた、鋭い戦略的かつ戦術的なインサイトを生みだす説得力のある
センチメントやボリュームの可視化を含んでいる。



ベンダーによる可視化は、彼らが解決する課題のタイプや、彼らが収集するデータ、
彼らを理解し、最終的に推奨し、行動するアプローチを反映したものである。



ベンダーのアプローチを理解したり、リスニングのプロジェクトにそれらをあせたりすること
によって、よい結果をえることが保証される。



レポーティング



ソフトウエア・ベンダーのように、フルサービス企業は、フィードやダッシュボードを提供している。
それらによって、標準的あるいは個別のレポートだけでなく、定期的なアップデートや、
アドホック分析が可能になっている。



フルサービス・ベンダーは、戦略的、戦術的な推奨や、詳細な分析を提供することによって、
ソーシャル・メディアやカテゴリー、課題の専門家と、自らを区別しようとしている。



エージェンシー・サービス



フルサービス・ベンダーの中には、エージェンシー・サービスを提供しているところもある。



一般的に、彼らは、活動の枠組みを提供し、その実施を行っている。



Converseon社のアプローチは、十分標準的なエージェンシーのフレームワークを提供している: 

傾聴ープランと組織化―エンゲージー測定



話題や、センチメント、影響の分析といったリスニングの結果は、
プログラム全体の基礎を築くものである。

 
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